2008年3月2日日曜日

アンリ・サルヴァドールの墓参りに



 娘とタカコバー・ママと3人でペール・ラシェーズ墓地のアンリ・サルヴァドールの墓参りをしました。2月15日の埋葬の時の花輪の数々が堆くそのままお墓の上に残っているようで、もうその花々はよれよれで、なんかあわれをそそる墓の状態でした。いつかはこの花々は取り払われるのでしょうが、この花々のおかげで墓碑銘も見えないし、それでもかすかに花の隙間から大理石に彫られたSalvadorの字が見えていました。
 サルヴァドールの墓の真後ろにエディット・ピアフの墓があり、墓めぐりの観光客(おもに外国人)はもっぱらエディット・ピアフの墓に興味が集中していて、写真を撮ったり、墓を撫でさすってその敬意を表現したりという光景が見られました。日本人の姿も何人か見えましたが、ピアフだけの興味で、その前にある堆いしおれた花々に包まれたアンリ・サルヴァドール墓には「何これ?」といった一瞥で通り過ぎて行きました。まあ、そんなもんでしょうね。



 ←花々の間にかろうじて見える "Salvador"の字。

0 件のコメント: