2007年7月10日火曜日

『ラ・ブーム』は13歳の映画だった



 英国に行っている娘は昨日から英語の授業が始まったそうで、ヴァカンスなのに勉強させられている理不尽さを電話で訴えてきました。おととい昨日は周りが英語で何を言っているのかさっぱり分からず、かなり心細い思いをしたそうです。私が初めてフランスに来た時を思い出しました。大学で3年間フランス語を学んでいたとは言え、最初は何も聞き取れず、何も話せずが数日間続いていました。
 原稿の方は昨日は1980年の映画『ラ・ブーム』について書きました。フランスで何度もテレビで見たのですが、永遠のアドレッセンス映画ですね。当り前ですが、二度としないから初恋で、二度としないからファーストキスなんですね。ソフィー・マルソーの13歳はまぶしかった。「ラ・ブーム」は大人抜きのホームダンスパーティーで、60年代にはSurprise Partie (シェイラの歌ではこういうスペルだった)と呼ばれていたと思います。ダンスよりも「出会い」が目的みたいな感じですね。映画ではそこで13歳の少女ヴィック(ソフィー・マルソー)が初恋相手を見つけるわけです。
 折りも折り、娘が昨日電話で「木曜日はラ・ブームがあるから、夜は電話しないで」と言いました。ラグビーの英語スクールでダンスパーティーがあるようなのです。そう言えば、娘もあと1ヶ月足らずで13歳。『ラ・ブーム』の子たちと同じ年齢なのでした。娘が初恋をしても何の不思議もない、親と離れた夏を今過ごしているのです。

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